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くうきをかろんじる。
こんばんは、花雨。と申します。

空気を吸う、吐く、また吸うという行為を人間ならば皆がしています。
ですがときどきわたしは呼吸がしにくいなと思う場がいくつかあるのです。


みなさまにもあったことはないでしょうか。
自分自身がその場に存在することがふさわしくないかのような場です。
より正確には制度的にも法的にも自分自身はその場にいていいはずなのに、周囲の人びとの空気感、雰囲気が冷えた氷の針のような刺々しさを感じる場です。


その空気感、雰囲気の理由は自分自身にある場合もあれば周りの人びとにある場合もあるし、自他ともに両方にその理由があったり、しっかりとした根拠が噂ていどに過ぎなかったりそもそも理由すら気まぐれで無かったり、お互いの誤解ゆえだったりします。


どんな理由であれそのような氷の場は、どんなひとであっても苦しいもので哀しさの風がこころのうちをざわめかせます。
同調圧力で渦中のひとを追いやる台風はわたしは受けることも自分自身がそのような空気感のひとつになることも、あまり好きではありませんでした。


わたしはそのような場から戦わず逃げることにしています。
氷の関係性から学ぶこともありますが、それはわたし自身が台風から抜け出してからずっと後のことだといつも思っています。


もしも現在この氷の関係性に、はまっておぼれそうになっているかたがいましたらわたしはお伝えしたいのです。
袖触れ合うも多生の縁だと思ってわたしのお話をそっと聞いてくださると嬉しいのです。

この冷たい世界から逃げられないと自分自身を思いつめてしまうまじめなかたほど氷の関係性という沼に足をとられます。


あえて申し上げます。
その空気、軽んじましょう。
その氷の世界の空気感、雰囲気を遠慮なく吸い込みましょう。

なぜなら空気を吸う、吐く、また吸うことは実に人間らしいのです。
空気は全員に平等に与えられたものであること、お金はかからないことは常識のひとつです。
本来は空気というものは誰かや誰か達が主導権を握り、切り売りできないものなのです。

そしてあなたにもっと合う、安心して空気を深く吸い吐けてまた吸える居場所は、必ずこの地上にあるのです。
まず、氷の世界からなにかを学ぶよりもそんな空気を軽んじて吸いきって欲しいのです。

きっと。その資格があるものは台風の渦中のひとだけだとわたしは思います。
創り出された同調圧力のルールから外されたものだけが、そのルールの外へ抜け出せるのです。

氷の世界から逃げることも耐えることも改革することも生き残ることも、それぞれ立派な選択肢です。
それぞれの選択肢がすっとできるかたもいらっしゃれば現在は難しいというかたもいらっしゃることが自然だとわたしは思います。


空気は地球や宇宙の歴史の恵みです。
人間だけのものではありません。
氷の世界の人びとは人間同士の空気感や雰囲気をはじめから重んじてはいません。
彼らは自分自身の氷の針のような世界観を必死に信じたいだけなのです。


わたしはあなたに。
そんな空気を軽んじて自分自身のために次の選択肢をできるかぎり自由に選んで欲しいと思います。
あなたがわたしより年若くても働きざかりでも、ひとりであっても護らねばならないものたちを抱えていても。

わたしが言えることは何ら変わりません。
その空気は軽んじて良いものです。
吸って吐いてまた吸って、あなたの生き延びる糧にして良いものです。

今日は具体的な状況へわたしのつたない言葉を送り届けてみました。
インターネットの波打ち際に、このメッセージボトルがころん、と流れ着いたなら誰かが拾い上げて開き読んでくだされば。
わたしはそう、そっと願います。

ではこの世界でまた、お会いいたしましょう。



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2025/04/29 19:57 | 未選択

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